当院での治療例
眼科
Case01. 瞬膜腺脱出(チェリーアイ) |
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【来院理由】
目頭に赤いものがあるとの事で来院されました。 |
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【処 置】
2~3mm程度の腫瘤が眼窩内から脱出している様子が認められたため、瞬膜腺脱出と診断しました。本疾患は手術適用となるため、血液・レントゲン・エコー検査による術前検査を実施の上で手術を行いました。 |
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【備 考】
瞬膜腺とは、涙液分泌をつかさどる腺組織です。発症する明らかな原因は不明ですが、ビーグル、アメリカン・コッカー・スパニエル、ペキニーズ等に好発傾向があるとされ、日本ではチワワでの発症がよく見られます。発症年齢は若い犬で見られ、早いと3ヵ月齢程度で発症が見られることがあります。そのため、多くの場合は避妊や去勢手術を実施する時に同時手術として予定されることが多いです。 |
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瞬膜腺が露出しています。 |
腫大して露出した瞬膜腺を結膜で覆う様にして埋め込みます。 |
手術直後にあった腫れや発赤も収まりました。 |