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犬や猫の避妊・去勢手術について|愛犬愛猫を守るための選択

避妊・去勢手術を勧められた際に、決断に悩んでしまう飼い主様は少なくありません。


避妊・去勢手術は望まない妊娠を防ぐだけではなく、様々なメリットをもたらしますが、手術にはメリットだけでなくデメリットも存在します。


今回は、犬や猫の避妊去勢手術の重要性について、メリットとデメリット、手術のタイミング、注意点などを詳しく解説します。


当院の避妊・去勢手術のご案内はこちらから

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避妊去勢手術のメリット

避妊や去勢手術をする最も主要な理由は、望まない妊娠を防ぐことです。


そして、発情期に見られる問題行動、例えば大きな鳴き声をあげること、尿を使ったマーキングによる縄張り表示、家からの脱走の試みなどが減少し、性ホルモンに関連する病気のリスクも低減されます。

避妊去勢手術のデメリット

避妊手術は多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。


まず、すべての手術と同様に、麻酔を使用することによる一定のリスクが伴います。しかし、手術前の検査を通じて犬や猫の健康状態を把握することで、麻酔の安全性を高めることができます。

特に高齢や基礎疾患を持っている場合、麻酔のリスクが高まるため、可能な限り若く健康なうちに手術を行うことが推奨されます。


また、避妊・去勢手術後は性ホルモンの分泌が大幅に減少します。これにより、基礎代謝が低下し、太りやすい体質に変わることがあります。そのため、手術後の食事管理が大切です。市販の避妊・去勢手術後用のフードはカロリーが調整されているため、体重管理に役立ちます。


健康的な体重を維持し、肥満による二次的な健康問題を防ぎましょう

避妊手術で予防できる病気

乳腺腫瘍

犬の場合、乳腺腫瘍の約50%が悪性であり、猫はその割合が約90%に達します。早期の避妊手術は、乳腺腫瘍の発生率を大幅に低下させることができます。


卵巣腫瘍

卵巣腫瘍は良性のものもあれば、悪性のものもあります。悪性の場合は腹腔内のリンパ節、肝臓、腎臓、肺、腹膜などへ転移することがあります。


子宮蓄膿症

性ホルモンの影響で免疫力が下がり、特に発情後の黄体期に多く発症します。治療が遅れると子宮が破裂するリスクがあり、命に関わる可能性があるため注意が必要です。


去勢手術で予防できる病気

前立腺肥大

肥大した前立腺が尿道や直腸を圧迫し、排尿障害や便通異常を引き起こします。


精巣腫瘍

精巣の腫大や硬化といった変化を引き起こすことがあり、性ホルモンの異常分泌による脱毛や色素沈着、乳房の腫脹(雌性化)、貧血などの症状を伴うことがあります。


肛門周囲腺腫

肛門の周囲にある皮脂腺が腫瘍性に増殖する病気で、尾の付け根や包皮など肛門周囲以外の部位にも発生することがあります。


会陰ヘルニア

ヘルニアによって直腸が圧迫され、便の通過が困難になります。これにより便秘や排便時の痛みが発生します。


犬と猫の避妊去勢手術のタイミング

犬も猫も、成熟する前の生後6ヶ月頃から避妊・去勢手術を受けることができます。


また、メス犬の場合、初回発情前に避妊手術を行うと、乳腺腫瘍や子宮蓄膿症といった病気のリスクを効果的に下げることができます。メス猫の場合は生後6ヶ月前に手術を行うことで、同様の効果が期待できます。


避妊や去勢手術のタイミングについては、個体の成長速度、健康状態にもよるため、手術の最適な時期を決定する際には、獣医師に相談してみましょう。

まとめ

避妊・去勢手術は望まない繁殖を防ぐだけではなく、発情に伴う行動問題を減少させ、さまざまな病気の予防にも繋がります。


手術を受けるタイミングやデメリット、手術後のケアなど心配な点があれば、ぜひ当院へご相談ください。


埼玉県さいたま市浦和区 結城チロロ動物病院

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